導入部分
ハイキュー!! インターハイ予選篇――「落ちた強豪」烏野高校が、再び全国への道を切り拓く。変人速攻という武器を手にした日向と影山。しかしインターハイ予選には、伊達工業の「鉄壁」のブロック、そして影山の因縁の相手・及川徹率いる青葉城西が立ちはだかります。エース東峰旭の復活、西谷夕の帰還、「変人速攻」だけでは勝てない現実。烏野バレー部がチームとして成長していく激闘の日々をネタバレありで徹底解説します。
この記事でわかること
- 伊達工業「鉄壁」のブロックとの激闘とスコア
- エース東峰旭と守護神・西谷夕の復活劇
- 青葉城西・及川徹との因縁のインターハイ予選
- 春高予選に向けた個々の課題と成長
- 東京遠征への布石
読了時間:約15分 | おすすめ度:★★★★★
基本情報
【インターハイ予選篇 基本情報】
- 収録:単行本5巻〜13巻
- 主要キャラ:日向翔陽、影山飛雄、東峰旭、西谷夕、及川徹、岩泉一、青根高伸
- 核となるテーマ:チームとしての成長、エースの復活、「王様」との決別、敗北からの再起
- 舞台:宮城県インターハイ予選
あらすじ
⚠️ ここから先、インターハイ予選篇のネタバレを含みます
エース東峰旭の帰還
烏野に足りなかったピース
- 3年生エース・東峰旭がバレー部を離れていた
- 原因は伊達工業との試合で、青根高伸を中心とした「鉄壁」のブロックに完全に止められたこと
- エースとしての自信を喪失し、部活を休んでいた
- 守護神・リベロの西谷夕もまた、東峰の不在に抗議して活動停止中
西谷夕の帰還
- 背番号4番のリベロ・西谷夕
- 159cmと小柄だが、チーム一のレシーブ力を誇る
- 「俺が出ている限り 落ちないボールはねぇ!!」
- 停学明けでバレー部に復帰し、チームに安定感をもたらす
東峰の決意
- 日向や影山の姿に刺激を受け、東峰が復帰を決意
- エースとして再び立ち上がる覚悟を固める
- 西谷が「俺が繋ぐから、打て」と背中を押す
- かつて挫折した伊達工業への雪辱を誓う
インターハイ予選開幕
1回戦:烏野 vs 常波
- インターハイ予選の初戦
- セットカウント2-0(25-12、25-14)で烏野が圧勝
- 変人速攻が公式戦で初披露され、観客を驚愕させる
- 日向と影山のコンビネーションが本物であることを証明
伊達工業との激闘 ― 鉄壁を破れ
2回戦:烏野 vs 伊達工業
- 因縁の対決が実現
- 伊達工業は「鉄壁」と称されるブロック陣を擁する
- 2m近い青根高伸を中心に、組織的なブロックで相手のスパイクを封じる
- 東峰にとっては因縁の相手、エースとしての復活を賭けた試合
第1セット(25-19 烏野)
- 変人速攻で伊達工業のブロックを翻弄する日向と影山
- しかし伊達工業も素早いブロック連携で対応し始める
- 東峰がブロックの上から打ち抜くパワースパイクを見せる
- 西谷の堅実なレシーブがチームを支え、第1セットを奪取
第2セット(25-22 烏野)
- 伊達工業が対策を講じ、変人速攻への対応を強化
- 東峰が鉄壁のブロックに何度も阻まれる場面が続く
- しかし東峰は諦めず打ち続ける――「エースならもう一度頼むと言われた時に何度でも打てなきゃ」
- 日向の囮としての役割が機能し、東峰への集中ブロックが分散
- 最後は東峰がブロックアウトを狙った技ありのスパイクで決着
- セットカウント2-0で烏野が勝利
東峰復活の意味
- 一度逃げたエースが再び立ち上がった
- ブロックされても打ち続ける覚悟
- 西谷との信頼関係の再構築
- 烏野がチームとして一段階成長した証
青葉城西との死闘 ― 及川徹の壁
3回戦:烏野 vs 青葉城西
- 練習試合に続く再戦、舞台はインターハイ予選
- 及川徹がフルメンバーで烏野を迎え撃つ
- 及川の幼馴染でエースの岩泉一が攻撃の柱
- 影山にとって、超えなければならないセッターとの対決
及川徹という天才
- 観察力と分析力に優れたオールラウンドセッター
- チームメイト一人ひとりの力を最大限に引き出すトス回し
- 強力なジャンプサーブで試合の流れを変える
- 影山の中学時代の先輩であり、影山が目標とする存在
第1セット(15-25 青葉城西)
- 及川のサーブとトス回しに翻弄される烏野
- 岩泉の強烈なスパイクが烏野のブロックを粉砕
- 変人速攻も及川の観察眼に徐々に読まれ始める
- 第1セットを大差で落とす
第2セット(25-23 烏野)
- 烏野が開き直って反撃を開始
- 日向の存在を囮に使い、東峰や田中への攻撃を分散
- 菅原が途中出場し、影山とは違うリズムのトスで青葉城西を崩す
- 僅差で第2セットを奪取し、試合をフルセットに持ち込む
第3セット(31-33 青葉城西)
- 一進一退の攻防が続くデュースの激闘
- 日向と影山の変人速攻、東峰のパワースパイク、西谷の好レシーブ
- しかし及川は試合を通じて烏野を分析し続け、終盤で変人速攻のタイミングを完全に読む
- 岩泉の決定打で33-31、青葉城西が勝利
- セットカウント1-2で烏野は敗退
敗北から春高へ
涙の敗退
- あと一歩及ばなかった悔しさに涙する烏野メンバー
- 日向は及川との実力差を痛感
- 影山は「もっと強くなる」と決意を新たにする
- 3年生たちは引退せず、春高予選に賭けることを宣言
それぞれの課題
- 日向:変人速攻だけに頼らない、個としての強さ
- 影山:及川を超えるセッターへの成長
- 月島:バレーに本気で向き合う覚悟
- 山口:試合に出られる武器の習得
- チーム全体:変人速攻を封じられた時の対応策
この編の見どころ
見どころ1:エース東峰旭の復活と「打ち続ける覚悟」
スポーツにおける「エース」の意味を深く掘り下げたエピソードです。
東峰旭の物語
- 一度逃げたことへの自責の念
- 「エースなら何度止められても打ち続けろ」という覚悟
- 西谷の「俺が繋ぐ」という言葉に支えられる
- 伊達工業戦でブロックを打ち抜く瞬間の感動
重要ポイント:東峰の復活は単なるパワーアップではありません。「止められても打ち続ける」というエースの覚悟を描くことで、ハイキュー!!はスポーツの本質に迫っています。
見どころ2:青葉城西戦の激闘と「惜敗」の重み
「負けた方が終わり」ではないことを教えてくれる試合です。
青葉城西戦の意味
- 変人速攻という武器だけでは勝てない現実
- 及川徹の凄さ――個人技ではなくチームを強くするセッター
- フルセット・デュースまで追い詰めながらの敗北
- この「惜敗」が春高予選での成長に繋がる
ハイキュー!!の素晴らしい点は、主人公チームが負けることを恐れない描写にあります。この敗北があるからこそ、後の勝利がより輝くのです。
見どころ3:西谷夕の存在感
リベロという「点を取れないポジション」の格好良さを描き切っています。
- 160cmの小さな体で最強の守護神
- 攻撃できないポジションでありながら、チーム最大の安心感を与える
- 「俺が出ている限り 落ちないボールはねぇ!!」という名言
- 東峰との信頼関係がチームの根幹を支える
見どころ4:及川徹という最高のライバル
天才ではなく努力で天才を超えようとするセッターとして、及川徹は物語に深みを与えます。
- 影山のような「天才」ではないことを自覚している
- しかし観察力、分析力、チームマネジメントで影山を上回る
- 「才能は開花させるもの センスは磨くもの」
- 後輩である影山へのプライドと複雑な感情
見どころ5:敗北後の3年生の決断
「引退しない」という3年生たちの選択が胸を打ちます。
- 通常、インターハイ予選で敗退した3年生は引退する
- しかし澤村、菅原、東峰は春高予選に挑むことを宣言
- 「まだ終われない」という想いがチーム全体を奮い立たせる
- 全国への夢を諦めない姿勢が後輩たちに火をつける
印象的な名シーン・名言
「エースならもう一度頼むと言われた時に何度でも打てなきゃ」
東峰旭が伊達工業戦でブロックされながらも打ち続ける場面。一度逃げたエースが再び立ち上がり、鉄壁に挑む姿は、ハイキュー!!屈指の感動シーンです。エースとは何か、その答えがここにあります。
「俺が出ている限り 落ちないボールはねぇ!!」
西谷夕の代名詞ともいえる名言。リベロとしての矜持と仲間への信頼が凝縮された一言です。この言葉があるからこそ、チームは安心して攻撃に集中できる。守備の重要性を体現するキャラクターです。
「才能は開花させるもの センスは磨くもの」
及川徹が影山との実力差に悩んだ過去を振り返りながら語る言葉。天才ではない自分を受け入れ、努力でそれを超えようとする及川の信念が詰まっています。
青葉城西戦フルセットのデュース
25-25のデュースから一進一退の攻防が続く息詰まる展開。31-33で敗れた烏野。最後の得点が決まった瞬間の静寂と、涙を流す烏野メンバーの描写は圧巻です。
敗退後の涙と決意
インターハイ予選敗退後、バスに戻った烏野メンバーが涙する場面。しかしすぐに「春高で」と前を向く。特に澤村が「まだ終わらない」と宣言するシーンは、キャプテンとしての強さを感じさせます。
キャラクター解説
東峰旭:復活のエース
プロフィール
- 背番号:3番
- ポジション:ウイングスパイカー(エース)
- 身長:184.7cm
- 3年生
この編での特徴
- 一度は伊達工業の鉄壁に心を折られてバレー部を離れた
- 見た目はワイルドだが、実は気弱で繊細な性格
- エースとしての重圧と向き合い、再び立ち上がる
- 力強いスパイクとブロックアウトの技術を併せ持つ
西谷夕:烏野の守護神
プロフィール
- 背番号:4番
- ポジション:リベロ
- 身長:159.3cm
- 2年生
この編での特徴
- チーム一のレシーブ力を誇る守護神
- 小柄な体格をものともしない勇敢なプレー
- 東峰への信頼と、エースを支えるリベロとしての矜持
- チームのムードメーカーでもある
及川徹:天才を超える努力家
プロフィール
- 青葉城西高校3年生
- ポジション:セッター(キャプテン)
この編での特徴
- 影山の中学時代の先輩で、影山が目標とするセッター
- 天才的なセンスはないが、観察力と努力で影山を上回る
- ジャンプサーブ、トス回し、チームマネジメント全てが高水準
- 後にアルゼンチンのプロリーグで活躍する
岩泉一:青葉城西のエース
プロフィール
- 青葉城西高校3年生
- ポジション:ウイングスパイカー(副キャプテン)
この編での特徴
- 及川の幼馴染で最高の相棒
- 力強いスパイクで試合を決める決定力
- 及川を支え、時に叱咤する存在
- 「エースはチームを勝たせる人間だ」
まとめ
インターハイ予選篇は、ハイキュー!!が「チームスポーツ漫画」としての本領を発揮し始める重要な編です。
この編の魅力
- エース東峰旭の復活という感動的なドラマ
- 伊達工業の鉄壁を破る爽快感
- 青葉城西との死闘とフルセットの緊張感
- 及川徹という最高のライバルの登場
- 敗北を経て「春高で全国」を誓うチームの絆
特に青葉城西戦の敗北は、ハイキュー!!という作品にとって決定的に重要な試合です。この「惜敗」があるからこそ、後の春高予選での成長と勝利がより輝きます。及川との対決は「天才 vs 努力」「個人技 vs チーム力」というテーマを見事に描き出しています。
まだ読んでいない方へ バレーボールの試合をここまで緊張感たっぷりに描ける漫画は他にありません。ブロックとスパイクの攻防、サーブの駆け引き、セッターの判断。一つ一つのプレーに意味があり、全てが試合の勝敗に直結する。インターハイ予選篇は、その醍醐味を存分に味わえるエピソードです。
もう一度読み返したい方へ 青葉城西戦のデュースを読み返すと、後の春高予選での青葉城西戦がより深く味わえます。この敗北があったからこそ、烏野は次のステージに進めたのだと実感できるはずです。
次は東京遠征・合宿篇。音駒、梟谷との出会い、そして月島蛍の覚醒が待っています!
この編を読むなら
まず試し読み、気に入ったら巻別購入かまとめ買いでチェック
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